幕間3:【if番外編】学校1の人気者に告白されたけど、私は絶対騙されない!【エイプリルフール】
「好きですよ、後輩さん」 夕暮れ。放課後。部活。2人きりの教室。 シチュエーションだけ見れば、なんとも甘酸っぱい青春の1]。 そりゃあ私だってさ、ロマンチックなものは好きだよ。脳みそをフル活用し、私と未来のカレシの萌えるシチュエーションなん…
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幕間2:新人の昔話
イチョウ商会の新人は、ちょっとアレである。 アレというのは、馬鹿ではないのだが思慮が足りないというか、猪突猛進というか、破天荒というか、]に対してやけに友好的というか。 普通ではない、というのが正しいのかもしれない。 彼女がやらかしたこと…
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第3章:転売ヤー絶許
「んー!」 ジタバタ、ジタバタ。縄が解けないか身体をあちこち動かしてみたが、ダメだった。ケムッソみたいな動きしかできない。「んー!」 猿ぐつわを嚙まされているので、助けも呼べない。言葉にならない声が洞窟内に反響する。 寒い。地面は真っ白。雪…
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幕間1:時間というのは不思議なもので
「この度は多大なるご迷惑をお掛けしましたことをお詫び申し上げます」 コンゴウ集落。長の使う建物内にて。 セキはイチョウ商会の商人と顔を合わせていた。「おう、あんたらか」 セキは軽く手を挙げて3人を歓迎した。 イチョウ商会のリーダー・ギンナン…
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第2章:私はいつでも正気です
「ウォロ先パイ! 見ててくださいね! ――はいっ! 親指が取れました!」「それはジブンもできますよ。……ほら」「うわ、知ってたかあ……」 どうも! イチョウ商会の新人です! ウォロの興味をアルセウス以外に向けてもらおうと奮闘して5日目! 手…
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第1章:そうだ、おもしれー女になろう!
あ。私、転生したんだわ。 前世を思い出したのはイチョウ商会に就職した日だった。 新入りの私は商会の皆さんに挨拶をしていたのだが、「ウォロと言います。後輩さん、よろしくお願いします」 微笑む金髪の男を見た瞬間、唐突に前世の記憶と知識が頭に流…
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プロローグ:序章にして終章
揺れに気付いて目が覚めた。 まず真っ先に目に飛び込んできたのは、ウォロの背中だった。 ああ……。私、おんぶされてるのか。「――ウォロ先パイ」「おや、目覚めたんですか」「どこに向かってるんですか」 やや間があって、「さあ、どこに行きましょう…
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