幕間1:時間というのは不思議なもので

「この度は多大なるご迷惑をお掛けしましたことをお詫び申し上げます」

 コンゴウ集落。長の使う建物内にて。
 セキはイチョウ商会の商人と顔を合わせていた。

「おう、あんたらか」

 セキは軽く手を挙げて3人を歓迎した。

 イチョウ商会のリーダー・ギンナンと、朗らかに笑みを浮かべるウォロ――の2人に挟まれ深々と頭を下げるのは、最近イチョウ商会に入ったという新人だ。
 今は青菜に塩といった様子でしょげているが、実際の彼女はヒコザルのように明朗快活である。

 セキと初めて会った際、「よっ、コンゴウ団の色男! もっと男振りが上がる装飾品とかいかがです?」などと流れるように商品を見せてきたのは記憶に新しい。

「これ、つまらないものですが……」
「わざわざ悪いな」

 ウォロが差し出したのは菓子折りだった。他地方の銘菓らしい。あとで甘い物好きの女子どもに分けてやるかと思いつつ、セキはそれを受け取った。

「まあ。楽にしてくれ。あと、そんなにかしこまらなくていいぜ。堅っ苦しいのは苦手なんだ。普段のあんたの喋り方でいい」
「マジっすか! やった! いやあ、私もこーゆーのはちょっと、いやかなり苦、ぐふうっ!」

 突如、新人が腰につけているボールが揺れてグレッグルが飛び出し――通常の個体と違い、鮮やかな水色の肌を持っていた――、少女の脇腹を小突いた。

「けっ」とグレッグルは鳴いた。調子に乗るな、と言いたそうに腰に手を当てて。
 ギンナンは呆れたような視線を少女へ向けた。

「……新人」
「あい。すみませんでした」

 脇腹を押さえ、少女はこくこくうなずいた。

「あの、本当に、遭難しかけていたところを助けていただき、ありがとうございました」
「ジブンからもお礼を。ありがとうございました」

 ウォロが深々と頭を下げる。

 先日、新人の少女とウォロは〈紅蓮の湿地帯〉で遭難しかけた。出掛けた矢先にオヤブンドクロッグに追いかけられて川に落ち、流され、洞窟内で夜明けを待っていたそうだ。

「とはいえ、実際見つけたのはガチグマだからよ。シンジュ団にも礼を言ってやんな」
「はい! それはもちろんです! でも、セキさんが夜明け前に私たちを捜してくれたから、私たちは助かったんです!」

 ガバリ、と顔を上げて新人が主張する。

「さすが、時間を大切にするコンゴウ団の長! お陰様で私は貞操をまも、ぐふっ!?」
「ンー!!」

 新人の脇腹に鋭い突きが2発。例のグレッグルである。【どくつき】ではない辺り、ちゃんと加減されている。

「うぅ……、ごめんて。さぁせん、ホント、さぁせん……。ウォロ先パイで暖を取ろうとしたのは私です」
「貞操も何も、脱がせようとしてきたのは後輩さんじゃないですか」

 自身を抱きしめるように腕を組むウォロ。

「そこら辺、誤解のないようにお願いしますね」
「あい……さぁせん……」
「随分と人に慣れてるな、そのグレッグル。あんたのか?」

 その場に蹲った新人は「そうです!」と震える声で答えた。

「この子は命の恩人なんです。この子が洞窟に案内してくれて。火を起こせたのも、食糧を確保できたのも、ぜーんぶ! この! 色違いグレッグルのお陰なんです!」

 脇腹のダメージから回復した新人は、喜色をその顔に滲ませ、弾む声でグレッグルを褒め称える。

「今は、私の子になりました! 名前もつけたんです!」
「新人」

 ギンナンの呼びかけに新人はハッと我に返り、

「すみません。今日はお詫びに来たんでした……」

 しおしおと項垂れ、小さく縮こまった。
 まるでやんちゃなイーブイのようだな、とセキは微笑ましい気持ちになった。

 ギンナンの視線から逃れるようにグレッグルを撫でているから、彼女は知らないのだ。

 ギンナンが、まるで自分の子どもでも見守るかのように、穏やかな表情で新人を見つめているのを。

(馬鹿な子ほど可愛いって言葉、どこかで聞いたことがあったな)

 いや、けっして新人の少女が馬鹿だと蔑むつもりはないが。

(くるくる表情が変わって、面白れぇ。しかも、ポケモンに好意的、か)

 少しばかり興味が湧いた。

「なあ、新入り。ちょいとばかり、オレに付き合ってくれないか」
「はい?」

 新人は目をパチパチと瞬いた。

 何故かウォロまで驚いた顔をしていた。

***

 イチョウ商会の新人とセキは、リッシ湖に足を運んでいた。

「ふぉあぁ……。いい眺めですねぇ!」
「ああ。そうだろ? 結構気に入ってるんだ」

 ここら一帯は、どういうわけか空気が澄んでいるように感じる。
 煮詰まったときなどにここに来ると、不思議と頭が冷えて穏やかな気持ちになれるのだった。
 シンオウ様のご加護があるのかもしれねえ、とセキは思っていたりする。

 新人はトゲピーとグレッグルをボールから出して、湖の様子を見せてやる。

「ほら、水面が鏡みたいになってて、自分の姿がゆらゆら揺れて見えるよ」

 グレッグルは片手をちゃぷ、と突っ込み、「ひゃ!」と短い声を上げて引っ込めた。

「思ったより冷たかった?」

 新人のグレッグルはこくりとうなずいた。

「あはは、じゃあ今度はゆっくりね」
「チョッゲプリィ!」
「あー、トゲまるは入っちゃダメ。絶対落ちるでしょ? 私、泳げないんだから、溺れたら助けてあげられないんだよ」

 新人は、湖に突撃しようとするトゲまるを抱き上げた。

「ところでセキさん、何か私に訊きたいことがあったんですか?」
「ん? 特にはないな」
「特にない?」
「あー。強いて言えばよ、あんたと個人的に話してみたくてよ。イチョウ商会とコンゴウ団の長。それを抜きにして話してみたい。……って言ったら、オレを変な奴だと思うかい?」

 新人は「そんなことないっすけども……」と不思議そうにしている。

「……もしかして、私に興味がおありで?」
「そうだな。確かに興味はある。オレ、あんたのことを気に入ってんだ」
「気に入ってる?」

 キョトンとした様子で、新人は言葉を繰り返した。

「そもそも、あんたらが川に落ちて遭難したのは、自分のポケモンを助けるためだったろ? あんたはポケモンを嫌わない。迫害しない。そのせいかよ、あんたとポケモンは出会って間もないのに、仲がいいように見える」

 特筆すべきは、グレッグルだろう。新人と出会って3日も経っていないのに、「昔から一緒にいましたけど」という態度だ。数刻前、調子に乗っていた新人の脇腹に一撃を入れていたが、加減はしていた。気を許している証拠だろう。

「オレはよ、ポケモンも人も引っくるめて、きょうだいとして育ってきたんだよ」
「へえ!? そうなんですか? 知らなかった!」

 ――新人は嘘をついた。前世、ゲームを通してこの世界の事情を知っている。セキがポケモンときょうだいとして育ったということを知っている。

 確か、リングマが長子でヨネが次子、セキが三子、リーフィアが四子だったはずだ。

 だが、前世のことを打ち明けるわけにもいかない。信じてもらうのは難しいだろう。それに、明かしたところでポケモンの鳴き声規制音で邪魔されるのがオチだ。

 だから新人は、初めて聞きましたよ、というリアクションを取った。

「オレは、ポケモンが怖いなんて考えは、端から頭にねえんだよ」

 でもよ、あんたは違うだろ。人のきょうだいしかいないだろ、とセキは続ける。

「商人は色々な村に行くよな? たくさんの人に出会い、たくさんの考えに触れて、広い世界を見る。そのせいなのか、あんたはポケモンを恐れない。ポケモンも人間も、分け隔てなく仲間になろうとする」

 ――そういうところが、オレはあんたの強みだと思うんだよ。

 と締めくくり、セキは指笛を吹いた。リーフィアがどこからともなく現れ、セキの足元にすり寄った。
 笛の才能はないらしいけど指笛は上手いじゃん、と新人は心の中でこっそり思った。

「ポケモンを恐れる連中が多い中で、あんたみたいなのは珍しい」
「なるほど? つまり、セキさんは私がポケモンに友好的な商人だから、そのルーツが知りたいと? 私の人と成りを知りたいと。そういうわけですかね」
「そういうことだ」
「え、うーん。そういう気質? 性質タチなんだと思いますけども。あれ、待って。何で臨戦態勢なんです?」

 少女は高速で瞬きを繰り返した。頭上に疑問符を思い浮かべ、じりじりと後退りする。
 セキはぐるぐると肩を回し、笑みを浮かべた。ここに少女以外の女性がいたら、黄色い歓声が上がっていたに違いない。

「ま、こういうのはよ。腕比べが早いだろ」
「腕比べ――ああ、ポケモン勝負。え? 勝負するんですか? セキさんと? 私が?」

 少女は自身とセキを交互に指差した。ぽかんと口を開けて。

「言葉を重ねるよりも行動で示す方が早いだろ。時間は貴重だ。大切にしねえとな」
「あ、私に拒否権ない感じっすねー!?」
「あんたが勝ったら、アンタのおすすめの品、何でも買ってやるよ」
「ほーん。大きく出ましたね? 分かりましたよー。その約束、忘れないでくださいよね!」
「男に二言はねぇよ」

 少女はグレッグルの頭を撫でる。

「お願いしていい? レディーがどんな技を使えるのか、教えてくれる?」

 グレッグルは少女をしばらく見つめたあと、コクリとうなずいた。

「うっし、やるかあ!」

 新人は両頬を叩いて気合いを入れた。

「負けないぞー! って……、あれ、セキさん何でイーブイまで……?」
「どうしたよ。豆鉄砲食らった、とりポケモンみたいな顔をして」

 リーフィアの隣にはいつの間にか1匹のイーブイがいた。「ブーイ!」とご機嫌に尻尾を振ってリーフィアとじゃれている。

「イーブイも腕比べの参加者……?」
「あんた、数のことを言ってるのか。そっちにはトゲピーもいるから2対2だろ。数が多い方が、その分早く終わるじゃねえか。野生のポケモンでもそうだろ」
「そうですけども、うちのトゲまるはちょっと戦闘にむいてないので。【たいあたり】しか使えないからレディーだけにしよっかなー、って」

 新人は思い出した。このヒスイでは、ポケモン勝負のルールは成立していないのだと。一対多は当たり前なのだと。

 そして、セキがせっかちだということを。

「リ、リンチじゃねえか! わーん、思い出されるゲームの思い出! こっち手持ち1匹なのに3匹相手取りかい!むちゃーむっちゃーりちゃぷー 泣くわこんなの!」
「よし、始めるぞ。リーフィア、グレッグルに攻撃」
「ぎゃあああ! 心の準備くれー! レディー、【どくづき】! え、何で首横に振るの? 覚えてないの? ウソー!? じゃあ、私の脇腹にかましてるあれは何!? なんなら覚えてんのさー!?」

 新人の魂の叫びが木霊した。

 突如始まったセキとの勝負。
 決着は、日が暮れた頃についたのだった。

***

「グワーッ! やられたー!」

 新人は悪役のような台詞を吐き、大の字になって地面に転がった。

「やっぱ2対1は私では無理だー! おぐふっ!」

 グレッグルが新人の腹にのしかかった。「けっ」とひと鳴きして、ぺちぺちと少女の頬をはたく。負けたことが悔しいらしい。

「ごめんて。レディーはよくやったよ。私の指示の出し方がね、ちょっとダメだったわ。“キズぐすり”塗ったげる――うぐふっ! ……あー、トゲまるもね。今度勝負しようね」

 追加でトゲピーも新人の腹にのしかかる。重みに苦しみつつも、彼女は満足そうに笑った。
 グレッグルも同じ気持ちなのだろう。リーフィアとイーブイからのダメージで疲れてはいたが、新人の指示で戦うことが楽しかったようだ。どこか満足そうであった。

(やっぱりこの商人は、ポケモンを恐れねえ。好きなんだろうな)

 戦い方は未熟だが、こうして慕われているのを見る限り、この少女に「ポケモンは恐ろしい」という気持ちはないようだ。

(あんたがどうしてポケモンを恐れないのか。そういう性質タチだと言われたらそれで終わりだが……)

 仲良くなりたいという好奇心か。
 何事も受け入れる心の器か。
 全てを慈しむ在り方か。
 それらを、ポケモンが感じ取っているのだろうか。

(……難しいことはいいか。理由はいくらでもつけられる。オレはこの商人が気に入った。それでいいじゃねえか、今は)

 セキはこう結論づけて寝転ぶ新人を覗き込んだ。

「おう、いい戦いだったな」
「っすねー。さすがセキさん、指示出し慣れてるなー」

 差し出されたセキの手を取り、新人は上体を起こした。グレッグルは少女の腹から降りると背中へ回り、セキから身を隠した。トゲピーは新人に抱かれ「チョッゲ!」と鳴いた。

「えっと、これで私のこと分かりました?」
「ああ。ありがとな」

 ならよかった、と新人は破顔した。

「今度は負けませんからね! うちの品、いっぱい買ってもらいますから!」
「ああ。いいな。今度も負けねえよ」

 辺りはすっかり橙色に染まっていた。
 満月にも負けない、まん丸の夕陽が湖に映し出されている。

「綺麗だなあ……。いつの間にこんなに時間が経ってたんだろう」

 夕焼けは、人を感傷的にさせる。
 前世でも美しい夕焼けを見た。
 新人は溜め息をついた。
 
「――時間って不思議ですね。嫌なことがあるときは、時間の進みが遅く感じるのに、楽しいことがあるときは、時間があっという間に過ぎちゃう」

 新人はグレッグルを撫でながらしみじみと呟く。

「例えば、ギンナンさんからのお説教。1時間は経ったかなー、と思って時間を確認すると、10分も進んでないんですよ! でも、10分くらいポケモンたちと遊ぶかと思って構ってたら、2時間も経ってたりして! セキさんも覚えがないです?」
「ああ。オレも似たようなことはある。人を待っているときは特にそうだ。15分は待ったと思ったら、1分も経ってないとかな」
「あるある! ……あー。でもそれって、セキさんがせっかちだから、っていうのもありそうっすよねー」

 時間はいつも通り流れているはずなのだ。時が早く感じたり遅く感じたりするのは、自分たちの心の感覚なのだろうか。それとも、身体の仕組みなのだろうか。

「時間の流れを感じるのも、ディ――シンオウ様のお陰なんですかねえ」

 過去を懐かしむのも、未来へ思いを馳せるのも、時間が存在するお陰ですね、と新人は微笑んだ。

「じゃなきゃ、こんなまん丸で綺麗な夕焼けなんて見られませんよー。いやあ、これ夜で満月になったらもっともーっと綺麗ですよね! 夜までいたいとこだけど、明日は移動だから朝早いしなあ」
「じゃあ、次の楽しみに取っておけばいいじゃねえか」
「え?」

 まさかの提案だった。新人は間の抜けた声を出す。

「次の……?」
「コンゴウ集落に寄ったときは、オレに声を掛けてくれ。次回は湖に映る満月を見せてやるからよ」

 キョトンとした顔の新人を見て、セキは笑みを浮かべる。

「あんたのこと、ますます気に入ったんだ」

 新人は沈む夕陽のように目を丸くし――、グレッグルに「一撃お願い!」と叫んだ。
 次の瞬間、グレッグルは少女の願い通り、脇腹に華麗な突きをお見舞いした。

「い”っっだあああ!?」
「何してんだよ!?」

 さすがのセキも新人の奇行に目を剥いた。脇を押さえてしゃがみ込んだ新人に駆け寄る。

「あー、もうまーじでやめて。ピーカピカピカピカチュウ。ピピピカ、ピカチュウ。というかそういうのはピッピカチュウピカピカピー。ピカチュウピィピカァ〜ピカア〜チュウ〜ウウウウウウウウウウ!!」
(あー、もうまーじでやめて……うっかりときめいちゃったじゃん。少女マンガじゃないんだから。というかそういうのは、テルくんとかショウちゃんとか、そういう主人公に向けてくれ。 私がカップリングにされるのは望まないのよ。そういわゆる百合の間に挟まる男みたいなのにはなりたくないの )

 などと早口でまくし立てる。セキの耳にはピカチュウの鳴き声しか届いていない。いきなり何で鳴き真似しているんだ、と若干困惑している。まさか頭でも打ったのか。いや、脇腹を突いたのだ、それはありえない……。

「自分でポケモンの技を食らうやつがいるか」
ここにいるしなんなら研究してた博士もいたブイブイブーイ――ああいや気にしないでくだしあ……」
「気にするだろ」
「大丈夫。いつものことなので」
「いつもの……」

 それはそれでどうなのか。

「『おもしれー女』になりたいんですよ。さっきのもその一環ということで流してください」
「あんたのそれは『おもしれー女』というより『変な女』だろ?」
「……」
「……」

 新人はセキから目を逸らした。ここが漫画の世界だったら、顔中に汗を浮かべる彼女が描写されていただろう。

「実は薄々思ってました! やっぱり変な女ですかねこれ!? 惹かれるというより引かれてる? ドン引き!?」
「そもそもどうして……、なんだ、『おもしれー女』になりたいんだよ」

 少女は一瞬考えて、

「あー。ちょっとこう、振り向かせたい人がいるんですよ。その人、ちょっと盲目的っていうか、熱心過ぎるっていうか、心があるからややこしいというか……。私、その人の過去なんて一切知らないし、まあ、探ろうとも思わないんですけども。んー、その人が歩もうとしている道があまりにも個人的に許せないものなので、こう、阻止したいんですよ。で、他に興味を持ってもらおうと思いまして。傍に面白い人がいれば興味引けるかなって、試行錯誤中なんです」

 ひと息にこう言った。

「……どこでそうなったのか。今からでもちょびっと修正できないかな」

 新人の横顔は、憂いを帯びていた。

(そういう顔もするのか)

 正直、新人の説明では何が何だか分からない。
 だが、彼女にとっては大事なことなのだろう。

(道化を演じているのか? 目的のために? そいつのために?)

 掴めない。だから、興味がある。
 彼女が商人でなかったら、うちの集落で暮らさないかと誘っていたかもしれない。

 この少女がいれば、新しいヒスイの未来が訪れる。
 そんな予感が、するのだ。

「あんたは何もしなくても、そのままで十分『おもしれー女』だぜ」
「まーじでそう思いますー?」

 だといいなあ、と新人は呑気に呟いた。

 道化を演じているというよりは、それが彼女の素。本来の性格なのだが。絶妙な勘違いをしたセキがそれに気付くことはなかった。

***

「ただいま戻りましたー! ってあれ、ウォロ先パイじゃないっすか!」
「遅かったですね、新人さん」
「へへへ。セキさんとポケモン戦わせて、湖の景色眺めてたら、遅くなっちゃいました」
「そうなんですか」
「あれ、どうしたんですか」
「今度、ジブンとも勝負しましょう」
「え。いや、勝負はしばらくいらな」
「しましょうね」
「圧が強い」
「それから今度行く場所にも湖はありますし温泉があるらしいですね。新人さんも一緒に行きましょう」
「温泉! 一緒に行くのはオッケーっすよ? なんか今日のウォロ先パイ圧が強いな~?」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
夢主の 鈍感さが 1上がった▼
夢主の おもしれー女度が 2上がった▼
セキの 夢主への好感度が 5上がった▼
ウォロの 夢主への好感度が 1上がった▼
ウォロの 夢主への執着度が 1上がった▼

送信中です

×

※コメントは最大500文字、5回まで送信できます

送信中です送信しました!